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PDFファイルの解像度を確認する方法

国税関係書類をスキャナ保存するには、スキャナで読み取った際の情報する要件があるため、PDFファイルを見て解像度を教えて欲しいと言われる機会があります。
解像度を調べるための情報は保存されているのですが、残念ながらPDFファイル内には、「解像度」という情報は格納されていません。
そのため、どうしましょう?と相談がくることがあります。
ここでは無償ツールだけを利用して解像度を調べる方法を紹介します。

まずは、調べたい解像度(dpi)の説明からになります。
解像度の単位「dpi」とは、「dot per inch(ドット パー インチ)」の略で、1インチ(25.4mmあたり)あたりにどれだけの密度で点が集まっているかを指す数値になります。画像というものは、すべて点(ドット)が集まって表示されていますので、全ての画像に解像度があります。当然、この数が大きくなるほど鮮明な画像となります。
また、スキャナ保存の要件として、「解像度が25.4ミリメートル当たり200ドット(200dpi)以上で読み取るものである」と決められています。

解像度の説明図

次に解像度と密接な関係にあるのがpixel(ピクセル)数になります。画素数ともいわれていますが、1つの画像データに含まれる点の総数をいいます。画像ファイルには、こちらの情報が保存されています。

ピクセルの説明図

上記の場合、200×300ピクセルの画像で、6万画素となります。

上記の関係より、保存した用紙のサイズ情報とピクセル情報を元に、PDFファイルに保存されている画像の解像度を計算によって求めることができます。

サンプルファイルを利用して実際にやってみます。

» サンプルファイル

PDFファイルは、簡単に言いますと、PDFファイル内に画像ファイルとサイズ情報が保存されています。

PDFファイル説明図

ページサイズの情報は、無料で配布しているAcrbat Readerで確認します。
ファイルのプロパティ内の概要より確認できます。
この場合「208.5 × 298.8 mm」です。

PDFファイルをクリックすることにより、保存されている画像をコピーすることができます。

PDFの画像をペイントアプリに貼り付けると、一番下のピクセル数が表示されています。
この場合、「1643 × 2354 px」です。

この2つの情報が確認できると、縦、横、それぞれの解像度がいくらだったのか、計算により確認することができます。

サイズをインチにする必要があるため、計算式は以下になります。
解像度=ピクセル × 25.4 / サイズ(mm)

このサンプルファイルの場合は以下になります。
横幅 1643 × 25.4 / 208.5 = 200.1
縦幅 2354 × 25.4 / 298.8 = 200.1

よって、このPDFファイルの解像度は、200 (dpi)だったと確認することができます。

参考までにA4サイズを解像度200dpiで保存すると、縦幅1654px、横幅2339px程度になるはずです。